電車の中でスマホにイヤフォン…耳の中は嵐です

先週の東京は雹に見舞われ、生まれて初めての雹の轟音に若い学生たちは驚いていました。人の声がかき消されて授業が続けられないほどの音。地下鉄のプラットフォームの両側に電車が同時に到着するよりすごい音だったのです。

でも…耳の中、毎日雹になっていませんか。

音は鼓膜に伝わる前に骨に伝わり、蝸牛、脳に届けられます。この骨ルートを骨(伝)導といいます。骨導は追って鼓膜から入ってくる音の先触れ、準備の呼びかけともいえましょう。骨導のリハーサルがあってこそ、余裕をもって鼓膜から音を受け取る本番に臨むことができるのです。
そのしくみは、こちらのビデオがわかりやすいです!

⇒トマティス博士が見出した素晴らしい耳のしくみ

さて、イヤフォンで音楽を聴き続けるということは…骨導のリハーサルなしに本番に臨むようなものです。すべての音が準備もなしに聴こえるようなもの。好きな歌ならば聴覚記憶を同時に再生しているかもしれません。それでもリハーサルなしは身体と耳には優しいことではありません。

それに…街の中で耳はどれほどノイズキャンセルに忙しいことか。

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プレーヤーにつながずに、イヤフォンだけをつけて街中を歩いてみてください。舗装された路面とかかとの衝撃音の大きさに驚かれることでしょう。この音をじゃまに感じずに居られるということは、ちゃんと遮断の働きがなされているということです。

私たちの身体は知らないうちに素晴らしい仕組みを活かして沢山の仕事をしています。みずからの自由でその身体をいためるようなことはなさいませんように。

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